可南 - Kanan

大阪生まれ。1996年より「つちびと」と名付けた陶人形を製作。岸和田市文化協会会長賞や家庭画報対象審査員特別賞など、いくつかの受賞を重ね、以後、神戸大丸やワイアートギャラリー、他、関西のギャラリーで、個展活動を、年2,3回のペースで開催。数社の新聞や、マリア書房「瞳」、雑誌「クロワッサン」で掲載される。最近は、地域を関西に限らず、東京(丸善本店)、宮城(斎理屋敷)など活動の場を広げている。

ちょうど13年前、私はある美術雑誌の取材を受けたことがあります。その取材で、何人かの苦境をプラスととらえて生きている方々のことについてお話ししました。つちびと展で出会ったその方々の生き方を見習いたいとお伝えしました。    

 

まもなく私にも苦境は訪れ、つちびと作家として一人で生きなければならなくなった時、その方々の人生への処し方が私の指針となりました。その指針にしがみついて、なんとかつちびとを作り続けることができました。

今、また大きな苦境が訪れています。でもこの苦境は当時の私個人の苦境とは違って、世界中の人々の苦境です。プラスにとらえることなんて出来そうにもありません。   

つちびとは無力です。個展すら制限されています。                   

 

でもそんな時だから余計、つちびとは「寄り添う存在」としてあり続けたいと願うのです。